タスポ効果一巡による売上の減少や天候不順による夏物商材の販売数低迷、主力商品の弁当類の不振などが原因で第2四半期業績予想を下方修正したミニストップ。9月9日に都内で行われた2009年度下期方針発表では、阿部信行代表取締役社長が上期での反省点を列挙し、下期にはこれらの問題に対する施策を明確にし、加盟店とともに対応していくことを語った。今回は下期のカギとなる同社の商品政策について紹介する。
下期最大の戦略商品はウェーブスターで焼き上げるホットドッグ『G(グリル)-DOG』(オリジナル・バジルチキン・グリーンホットチリ各198円、ダブルチーズ238円)だ。この商品は1食当たり27秒という短い焼き時間、ウェーブスター内温度が約270℃という温度品質の高さ、色彩豊かな上かけソースによる見栄えの良さ、パンの食感やチーズのとろけ具合など調理品質の高さが売りとなっている。FF部門の通常のホットドッグは平均で日販20個前後であったが、『G-DOG』はその倍以上、特にTVCMを放映する11月には日販60個を目標に据え、売り込みをかけていく考えだ。
次にセルフコーヒーを9月末までに全店に導入。本格的なコーヒーをコンビニで手軽に楽しむ習慣を創るという。
定評のあるデザート部門は新ブランド「ハピリッチ」が誕生。見た目は高級(ちょっと贅沢)、選んで"幸級"(こうきゅう)をコンセプトとしたオリジナリティの高いデイリーデザートを目指す。
上期のネックとなった米飯部門に関しては、295円・395円・495円と価格での政策を打ち出した。また地産地消の取り組みとして今年度は千葉県の地産地消フェアを実施。今後は関東各県へ順次拡大していく。
具体案は未定だが米飯・デリカ改革として組織を組みなおし、ニューコンボ部門と米飯部門が協力し新しい形の食品の提供方法も検討中だ。
他にも内職需要が高まっていることからデイリー商品を集中展開し商品を充実させて内職への対応を行うこと、飲料は125円・98円ラインを3段で展開、大型ペットボトルも248円に値下げし価格対策を行った。
上期の反省を受け、新たな施策を次々と打ち出したミニストップ。低迷する業績を回復するきっかけとなるか。今後に注目だ。



