居酒屋業態から一変、既存の「和み亭」を転換し、和食のファミリーレストラン業態の出店を図ったワタミ。新業態『ごちそう厨房 饗の屋』はアルコール比率を約15%に設定、ランチタイムから営業し、客単価はランチで1,000 円、ディナーで2,100 円を想定した食事中心のカジュアルレストランだ。今回はこの新業態のコンセプトと、今後の展開について詳しくレポートする。
ワタミの100%子会社ワタミフードサービスが11月12日に開業した『ごちそう厨房 饗の屋』南蒲田店。外食業界では小売業同様、メニューの低価格化が進んでいるが、この業態のポジションは「高品質」「"ハレ"ニーズの受け皿」「みんなの食べたい物がある総合レストラン」という位置付けとなっている。
業態コンセプトは「親子三代で、日本のご馳走料理を、あれもこれも全部お腹一杯食べたい!」。店舗名には家族揃って、それぞれが好むご馳走を食べながら、楽しい時間を過ごして頂きたいという思いを込めた。入口にはワタミファームで収穫された有機野菜が並び、安心安全で新鮮な食材の使用をアピールしている。
同店の特徴としてそのメニュー構成が挙げられる。用意されたメニューは定番ながらご馳走感のある和・洋食あわせ15カテゴリー66アイテム。看板メニューの「饗の屋御膳」(2380円)をはじめ、200gの豪州産牛肉を使用した「霜降り牛の石焼ステーキ御膳」(2980円)、刺身が5~6品入った「特選お刺身盛り合わせ膳」(2280円)、越後もち豚を使った「ビーフシチューともち豚陶板焼きの御膳」(2280円)など殆んどのメニューが単品ではなく『御膳』となっている。ただ皿の数が多いだけでなくボリューム感もあり、ご馳走らしさが味わえる。提供時間は15分ほどを想定。
今後はこの南蒲田店に続き、次年度中に現「和み亭」全店を「饗の屋」に転換。さらに新店2店舗のオープンを予定している。また2011年度以降。新規出店を拡大し、2013年度には55店舗、売上高55億円を目指す方針だ。とはいえ、この業態はMAX100店を視野に動いており、それ以上拡げる予定はないという。
ワタミの桑原豊代表取締役社長・COOは同店のオープニングレセプションにて、
「外食にしかできない楽しさ・豊かさというものは必ずある。"和民"の立ち上げ時に目指した方向は「新しいタイプの居酒屋」だった。今度は"饗の屋"で「新しいタイプのファミリーレストラン」という方向を目指す。それによってワタミグループに新しいDNAを生み育てていきたい」と抱負を語った。
■「ごちそう厨房 饗の屋南蒲田店」店舗概要
・店舗所在地:東京都大田区南蒲田2-15-22富士照会ビル2階
・店舗面積:80坪
・席数:129席
・営業時間:平日・土曜 ランチ11:00~15:00
ディナー17:00~24:00
日曜祝祭日 11:00~24:00
